ビックカメラ札幌の福袋抽選に行ってきました

今日1/1(元旦)は、初めて大型電気店の福袋というものを買おうと並んでみた。

 

朝8:00の地下鉄に乗って札幌駅へ。車内には人がまばらで元旦の早朝から出かけるもの好きは少ないものだなと感じた。

 

どうやらステラプレイスも1日は基本お休み。2日から営業らしい。いいと思う。使う人がいるから働く、という悪循環を断ち切るには無数の消費者に頼るのではなく企業が手を入れるしかないのだ。

 

などと言いながら自分はビックカメラに向かっているわけで、やはり人間は自分に都合のいいように考え、自分が行きたい店は元旦でも関係なく開いててくれと願うわけだ。

 

さて、8:30ごろビックカメラに到着した。すでに長蛇の列ができていた。

 

物好きは自分だけではなかったようだ。まばらにヨドバシカメラの福袋の箱(?)を持っている人がいた。さらに早くからヨドバシにならび、その足でビックカメラに向かったといったところだろうか。元気な人達である。

 

そんなことを言っている自分もこうしてわざわざ当たるかもわからない列に並んでいるわけだから、さしずめ「まあまあ元気な人」だろう。

 

列の途中で整理券(抽選券ではない)を頂いた。

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整理券

 

これぐらいのものなら近くのコンビニに行って番号を書き換えてコピーすれば使えるのではないかと悪いことを考えたりもしたが、どうやら整理券の番号は順番になっているのではなくランダムにしてあり、それを抽選券を渡す人と読み合せるようだ。

 

さて、整理券をもらってから並ぶこと約20分、ようやく抽選券をもらえた。番号は142。2*71。とりたてて面白みもない数だ、と言ったらラマヌジャンに怒られそうだが。僕の後ろにもかなり(多分100人以上)の列ができており、そのうちの割と多くの人はiPadの抽選券を選ぶだろうから、iPadを選んだ人は合計200人ぐらいだろうか。iPadは5袋だから、実倍率は約40倍。まず当たらないだろうが、できれば当たってほしかった。

 

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抽選券とさっぽろたん

 

その流れで先着式の福袋を買うことができるカウンターに続いた。自分は抽選のiPad以外興味なかったのでスルー。このとき9:30ごろ。列の最後に戻って見ると「抽選販売最後尾」というプラカードを持った店員さんがいた。どうやら抽選販売は9時までに並んだ人までが参加でき、それ以降に並んだ人は抽選には参加できないが先着式の福袋は買うことができる、という仕組みらしい。

 

抽選の発表はビックカメラ札幌の公式キャラ「さっぽろたん」(かわいい) のTwitterアカウントで11:00に発表されるらしく、また当選した場合には15:00まで買うことができるという話だった。したがって店舗の近くで待つ必要はなかったのだが、11:30から西11丁目のビューホテルで祖母と家族とで新年会という名目のお食事会をすることになっていたので、ステラプレイス一階のスターバックスコーヒーで待つことにした。

 

1/1ステラプレイスは全店休業だと思っていたが、スターバックスは別らしい。外資系だからだろうか。新年早々駆り出されるスタッフの方は大変でさも不機嫌な顔をしている、と予想したものの店員さんは素敵な笑顔でスターバックスラテのショートサイズを渡してくれた。うれしい限りだ。

 

持ってきたノートPCでツイッターを見て卒論を書いていると、軽い腹痛が来た。

 

「ん...」

 

まあ、いつものことだろう。自分はカフェインと牛乳に弱い。ショートサイズとはいえ、その両方が入ったものを飲み、おなかが緩くなったのだろう。でもまあ、許容範囲内だ。

 

30分ぐらいたって、そろそろホテルに向かおうかなと立ち上がった瞬間、

 

「......!!!」

 

激しく腹の中で流動するものが来た。やばい...も・も・も...

 

新年早々〇らすのはまずい。大急ぎでカフェラテのカップを片付け、トイレを探す。

 

「一階のトイレは混むだろうから二階のトイレに行ったほうがいいだろう」という考えのもと二階へ行くエスカレートに乗ったとき、自分の誤りに気が付いた。そう、ステラプレイススターバックス以外元旦休業。

 

「ふざけるな!」

 

先ほどの言葉はどこへ行ったのやら、休むべき時に休む人々に自分勝手な文句を心の中で吐く。そう、人間なんて自分勝手なものなのだ。それを僕は、強烈な欲求 -便意という名の- をもって感じ入るのだった。

 

しょうがないので唯一営業している一番上のレストランフロアまでエスカレーターで昇っていくことにした。エスカレーターに乗りながら考える。

 

(おかしい。たかがカフェラテでこんなにおなかが痛くなるなんて。)

便意と戦う中じっと考える。

 

「...ナスの漬物だ!!!」

 

そう、機能の夕飯(osechi)にはナスの浅漬けが入っていたのだ(※北海道では大晦日におせちを食べる)。でも、微妙に違和感があった。なんか酸っぱかった。浅漬けなのに。僕は思い出す、サイクリング部の合宿の料理に使ったおつとめ品のもやし。なんか酸っぱかった。をヤバそうだからと誰も手を付けなかったことを。

 

頭のなかで思い浮かべる。

(これは夢だと信じたい。そういえば今日は元旦。夢ならば初夢だろうか。)

 

「イチフジ ミタカ サンナスビ」

 

そんなことを考えているうちにレストランフロアに到着した。

 

「トイレは!」

 

近くに案内標識があったので探す。

 

「こっちか!」

 

主人公を追い詰める悪役魔法使いのごとくトイレを血眼で追う。

そして男子トイレの青い看板を見つけると、幸い個室が開いていた。

 

入った瞬間、

 

ブ〇〇〇〇〇......!!!! (おせちを食べている人もいるだろうから擬音は割愛)

 

「はあああ......」

 

心地よい安堵の感触。圧倒的感謝。生きてるって素晴らしい。

 

ふと時計を見ると11時を回っていた。Twitterを見ると、すでに抽選発表がされていた。

外れ。しかし、そんなことはどうでもいい(オカリン風)。

そう、う〇ちは無事だった。生きてるって素晴らしい。

 

そのとき、あるフレーズが頭に浮かんだ。僕はにやりと笑う。やはりこれは初夢だ。

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「ウンチ ブジ ミタカ サンナスベン(酸なす便)」